副業収入300万円以下は雑所得へ

8月1日に国税庁から副業収入の300万円以下は原則すべて雑所得という通達がありました。

まだ通達の段階で8月中にパブリックコメントを募集していますが、過去の例から通達が出た段階でほぼ確定らしいのです。しかも来年の確定申告から対象なので待ったなしです。
サラリーマンをやっていて副業で漫画やイラストを販売しているひとは青色申告できなくなります。個人事業主ではなく法人なら問題ないようですが、法人運営はお金がかかりますのでよほど稼いでないと難しいです。お金がかかる理由が下記です。
・個人事業主と違い会計が難しく確定申告も素人では手間と時間がかかりますので税理士さんにお願いことになります。税理士報酬として10~50万円/年ほどかかります。
・赤字でも法人住民税の均等割で7~8万円かかりますので、それも考慮しないといけません。

ぼくの場合、個人事業主が本業ですがマイクロ法人のために作った法人の方が忙しくなったため、今年は大丈夫でも来年からきちんと役員報酬を取るので、この条件に引っかかってしまいます。まあ個人事業主で300万円以上を稼げばいいという話ですが^^;
何で本業なのに引っかかるの?と思われるかも知れませんが、本業副業に関わらず赤字を出している個人事業主で他からの収入が多い場合、客観的に見てダメですよね。

ということで下記の3つの選択に迫られるということになります。
①いちかばちか青色申告する。
②あきらめて雑所得にして白色申告する。
 ※税務署に「所得税の青色申告の取りやめ届出書」の提出が必要
③個人事業主を廃業して法人へ統合する。
 ※税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」の提出が必要

1を選択しても通るでしょうけど、近いうちに必ず税務署のおたずねが来ると思います。2という選択もあるのですがメリットが少ないため3で廃業せずに主な事業だけ移して2で全然儲かっていない事業のみでやっていくかですね。

結論
今回の通達は、損益通算潰しがターゲットになっています。個人事業で赤字でなければ大丈夫な気がしますが、あとで泣きを見ないために今から対策をした方がいいと思います。
当サイトの「個人事業主になろう」は、ほぼ廃業になると続けられないので、こちらも閉じてしまうか「法人になろう」題名を変更するか結果によって考えます^^;

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